「はえぬき発見箱」・・・
山形県水稲品種「はえぬき」は、品質の良さやおいしさが評価され、飲食店やお弁当などのごはんに広く愛用されています。
そうした「はえぬき」の食べられるお店を紹介し、お客様からの「はえぬき」発見情報を集める消費者参加型ホームページです。 |
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新潟魚沼産コシヒカリと堂々と肩を並べる食味。
日本穀物検定協会の食味ランキングで、内陸産が1994年産から2005年産まで、最高の特A評価を連続11年間、庄内産が9年間連続獲得している米です。
1999年産には全国から142もの銘柄米が出品されたが「特A」に選ばれたのは1割にも満たない11銘柄です。その11銘柄の中でも、11年連続「特A」を達成しているのは「はえぬき」ほか新潟魚沼産「コシヒカリ」だけです。その安定性と良食味性には特筆すべきものがあります。
うまい米のルーツ「亀の尾」を生んだ山形の新鋭品種。
「はえぬき」は、当時の山形県立農業試験場庄内支場(現山形県農業総合研究センター農業生産技術試験場庄内支場)が「庄内29号」と「あきたこまち」を交配したものです。最高の食味、倒伏や病気に負けない安定収量と、絶対的な品質の高さを狙った『ユメのコメ』として、10年の歳月をかけて研究・育成され、平成4年秋、兄弟品種の「どまんなか」とともにデビューしました。
山形県の稲作は明治10年代から近代化が始まり、昭和初期には反当たり収量が全国平均を大きく上回るようになりました。篤農家が多く、県農業試験場の設立もあって、官民一体の取り組みが早くから機能したのがその一因です。明治26年(1893)、余目町の阿部亀治氏が育成した米の新品種「亀の尾」が発表され、安定多収・良質美味とあって全国に普及しました。大正時代には「神力」「愛国」とともに日本三代品種に数えられ、特にうまい米としての評価が高く、その後多くの品種改良の交配母本とされ、今日のうまい米のルーツとなりました。「はえぬき」、「どまんなか」、「コシヒカリ」も「亀の尾」がルーツです。
昭和になってからは、山形県の米作地が複雑な土壌を持つことから、地力依存性の高い稲に対し、土壌管理を特に重要視するようになりました。このことが結果として栽培技術の向上につながったのです。
登熟歩合の高さが旨さと安定性の原点。
うまい米づくりでは明治以来の実績を誇る山形県が作り上げた「はえぬき」の栽培特性は低温にも高温にも強く、倒伏しにくく、また病気にも強いことです。特に登熟歩合(米一粒への実の入り方)が安定して高いことが一番の特長です。種籾を適正な分だけ播き、適正な管理を行えば収量が確保できます。また、籾数や茎数を抑えると根が深く広く張り、一穂への栄養が充実し、肥料に頼る比重が少なくなります。こうして無理なく、良食味性と安定性を併せ持つコメが収穫できるのです。
ただし、適地内作付けを守るなど、大きな努力を払っていることも見逃せません。種籾も優良なものを厳選し、栽培マニュアルを配布して徹底的な技術力の向上にも努めてきました。歴史と風土と、多分に実直な山形県人の真心が作り上げた米「はえぬき」。最新の評価では、「品種特性・栽培適地・生産体制を見る限り、評価は今後ますます向上する可能性が大きい」と言われています。
これを裏付けるように、認知度も全国区。まさに地元関係者の『ユメ』が現実になりつつあります。
「はえぬき」は粘りが強くしっかりした歯ごたえのある米です。口の中でその旨みがどっしりと感じられ、その後さらりと風味が広がります。また、香りもよく、米が持つ独特の甘みが味覚を刺激します。
山形県で生まれ育ち、大きく飛躍することを願った「はえぬき」。山形の地力が結集したうまい米には、今後さらに期待が寄せられています。 |
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