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ホーム知る山形んまいもの探しの旅「ペロリンが行く」 > Vol.51:GI登録! 東北唯一の産地「山形セルリー」

さわやかな香りと食感の「山形セルリー」

緑の風に誘われ、山形のん〜まいもの≠探しに出かけた僕。旬の野菜をあれこれ思い浮かべながら歩いていたら、山形市の西バイパス沿いの畑に、大きなビニールハウスがズラリと並んでいるのを発見したペロよ。

そこで僕は、ハウスのすぐ近くにあるJA山形市(山形市農業協同組合)のアグリセンターを訪ねたペロね。「あのハウスで何をつくっているの?」と質問したら、なんと山形市特産の「山形セルリー」を栽培していて、ハウス団地の整備を進めているんだって。

「山形セルリー」といえば、いま注目の野菜で、5月から6月がちょうど春の収穫期。さっそく農業振興課(JA山形市)の方にお話を聞いて、栽培ハウスを案内してもらったペロ〜ン♪

2018.5.16取材 取材地:山形市

産地拡大とブランド確立に取り組む山形市特産の「山形セルリー」

ハウスでは朝早くから「山形セルリー」の収穫作業がはじまっていると聞いて、すぐにでも食べに、じゃなくて見学に行きたい僕。でも、その前に、JA山形市経済部農業振興課の課長で地理的表示・GI担当の鈴木公俊(まさとし)さんにお話を聞いて、「山形セルリー」のことを勉強したペロ。

ちなみに、「セルリー」という呼び名は、英語のセロリ「celery」をフランス語読みしたものとか。おしゃれなネーミングペロね〜。

生産振興と地域農業の活性化をめざすJA山形市のプロジェクト

さわやかな香りと食感が特徴の「山形セルリー」。いま人気の野菜だけど意外にも山形市では50年前から栽培されているそう。地元の若手農家4人が栽培に挑戦したことをきっかけに、地域に根づいて生産量が増え、平成9年には出荷額が1億円を超えて東北唯一のセルリー産地に成長したペロ。

ところが、次第に生産者や出荷額が減ってきて、これまで築いてきた栽培技術の伝承が課題に。そこで平成26年8月、JA山形市が『「山形セルリー」農業みらい基地創生プロジェクト』を立ち上げたペロよ。

このプロジェクトは平成27年度からスタートし、「新たな担い手の育成と新規就農者の受け入れを目的に、ハウス団地を整備して産地拡大に取り組み、ブランド化を進めています」と鈴木課長。5年後には現在51棟の栽培ハウスを80棟に、出荷額を1億5千万円まで増やす計画ペロ〜。

また、「山形セルリー」は今年4月、国の地理的表示保護制度(GI)に登録されたんだって。山形の気候や風土、地域で長年育まれた品質や栽培技術の高さが認められたわけで、僕もうれしくなっちゃうペロね〜!

50年前に若手農家4人の挑戦からはじまったセルリー

いよいよ「山形セルリー」のハウスへ!「山形セルリー」には大株なセルリーの「とのセルリー」と、全国で山形だけが唯一の産地となっている小株の「ひめセルリー」があって、僕は1万8千株もの「ひめセルリー」が植えられているハウスにおじゃましたペロよ。

ここは50年前、セルリーの栽培に挑戦した若手農家の一人で、現在JA山形市野菜園芸専門委員会のセルリー部長を務めている会田和夫さんのハウスペロ。「山形セルリー」の栽培は、春と秋の年2回。ちょうど5月中旬から春作の収穫がはじまったところで、一面グリーンのハウスの中に入ると、セルリー独特のいい香りがしてきたペロ〜。

収穫作業を見ていたら、「セルリーは、野菜の中でも最も栽培が難しいと言われているんだよ」と会田さん。種を蒔いてから収穫するまで半年以上かかるので、その間の栽培管理がとても大変なんだって。

しかも暑さに弱いため、収穫するのは朝の6時頃から10時頃まで。透明感のある緑色をしたセルリーの株の根元を、一つ一つカマで丁寧に切り取っていくペロ。それを1株ずつ、すぐ袋に入れて重さを量り、サイズごとに分けて箱に詰め、アグリセンターに持って行くペロね。

「ほら、ペロリン!」と会田さんが切ったばかりのセルリーをくれたのでパクリ。甘みがあって柔らかくて、みずみずしくて、ん〜まいペロロ〜!

「山形セルリー」の新たな担い手を育成し栽培技術を伝承

このハウス団地で「山形セルリー」を栽培しているのは、会田さんをはじめ7人の農家さんペロ。それぞれのハウスで収穫した朝採りセルリーは、新鮮なまま市場に出荷するため、午前11時半までアグリセンターへ。セルリーの箱をトラックから下ろす作業をみんなで共同で行い、さらに全員で検品して、「山形セルリー」の品質を守っているペロ〜。

そうした生産者さんの地道な努力の積み重ねとJA山形市の支援が一体となった取り組みで、産地として高い評価を得ている「山形セルリー」。出荷量・出荷額とも順調に伸びて、山形県内はもちろん、東京や東北各県の生活協同組合にも販路を拡大しているんだって。僕も鼻が高いペロン!

ところで、この7人の農家さんのうち5人は、新たに就農した人たちペロよ。『「山形セルリー」農業みらい基地創生プロジェクト』では、新たな担い手≠育成するため2年間の新規就農研修を行っているんだって。その研修生として、会田さんなどベテラン農家の方からセルリーの栽培技術や農業経営など、しっかり学んでから独り立ちしたペロね〜。

新規就農者の皆さんは、20代から40代。農業そして「山形セルリー」の可能性に魅力を感じて、勤めていた会社を辞めてセルリー栽培にチャレンジした人たちペロ〜。「まだまだ毎日が勉強」「将来が楽しみ」と新たな一歩を踏み出した皆さん。僕も「山形セルリー」を応援しているペロ〜ン♪

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