1月10日 ペロリン 「農業担い手/新春さわやか交流会」を行く

 あけましておめでとうございます。新年最初のペロリンが行くは、農業改良普及センターさんなどの主催、毎年恒例の農業者向け新春交流会にお邪魔してきました。


主催者あいさつ
(渡邉常雄 酒田農業普及課長)
 21世紀米づくり日本一推進運動酒田地区実践班主催の「直播コンクール」の表彰がありました。今回が2回目で、昨年に比べ6点多い32点の応募がありました。収量、品質、食味について審査し、13点が入賞しました。
<一口メモ:直播栽培とは>
 田植えは育苗施設で発芽させた苗を田んぼに植えつけていくことですが、直播とは種を直接田んぼにまいて稲を育てるやりかたです。
 酒田・飽海地区での直播規模は77戸、80haです。
<事例発表から>
「宇宙からの稲作診断(人工衛星画像の利用)」
酒田農業普及課(小田)

葉色と食味の相関関係に着目して刈り取り前の稲の葉色を人工衛星から撮影し、葉色の濃淡(植生指数)を算出。これと地上の葉色データと比較し、相関関係を数式化して各圃場毎の稲の玄米タンパク含有量(食味)を把握するものです。一般に、タンパク含有量が8%を超えると美味しくないと言われています。前述した佐藤文昭さんのは7.8%でした。 
施肥料が多いほど、あるいは施肥時期が遅いほど玄米タンパク含有率は高くなってしまいます。
施肥量が多いほど、稲の葉色は濃くなります。
登熟中期に止め葉の葉色を調査すると、玄米タンパクの高い米と低い米を別々に仕分けすることが可能。しかし、仕分け集荷によって有利販売に成功した事例は少なく、それよりもデータ活用によって食味の均一化を目指し、食味に振れがないことを視覚に訴えることができれば産地としての評価を高めることにつながるのではと考えます。ちなみに診断コストは1反歩30円。
講演1:「地産地消―食と健康―」
中村千春 医療監(兼)庄内保健所長

 長生きはするが、健康でいることが難しい時代。食生活との関連では、でんぷん5:タンパク3:脂肪2を心がけること。
 また、菜食のみでは偏りになるし、塩分の摂り過ぎにもつながるので、加齢と共に動物性タンパクをしっかり摂ることが大事です。

〔講師の中村さん(左)と山内さん(右)です。〕

講演2:「次世代の農業を支援する経営戦略」
山内孝彦 (有)オジマスカイサービス代表取締役

・大豆は味噌や豆腐など形が残らない商品は安い。煮豆や煎り豆などの方が高く売れる。
・籾殻は10aで500円にしかならないが、薫炭にすると8,000円になる。
・無人ヘリで蜂蜜を散布して「はちみつ米」として販売したら結構売れた。
・農機具や資材関係は、韓国や米国から送料を入れても国産の1/3程度の値段で手に入る。
・耕起はパチンコ屋にいる若者を雇い、24時間フル稼働させている。
※ 持ち得る時間、機械、設備をフル稼働して効率的な生産を行うとともに、いかに付加価値を付けていくか。というお話をしていただきました。

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