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分野●花き
品目●カスミソウ
◎ナデシコ科の越年草、または一年草/原産地はヨーロッパ、アフリカ北部とされる。日本へは大正初期に渡来した。園芸種の「宿根カスミソウ」は、より分枝が多く、花が密で四方に広がっている。花の色が白、ピンク系のものや八重咲きの品種もある。

カスミソウ
花束の助演女優を長年続けるカスミソウ。



日当りが良くて乾燥したところを好む。砂地のような水はけのいい所だと、茎のかたい良いものができる。
 さまざまな喜びのシーンで、いっそうの華やぎを添える花束。きっとその中にはカスミソウが脇役として入り、主役のバラやランを盛り立てているはず…。カスミソウはフィラーフラワー(広い空間を埋める細かな花)として、知名度・人気ともナンバーワンの切り花だ。
 花の咲き方が、霞がただよっているように見えることからこの優雅な名前がついた。アジアやヨーロッパ、アフリカに広く分布するナデシコ科の花だ。栽培は全国的に行われ、切り花として流通するものを総称して「宿根カスミソウ」と呼んでいる。
 カスミソウは水はけの良い土地を好むという。10月下旬、庄内砂丘の栽培地を訪ねた。この一帯は10年ほど前から作付けを始めたが、その土地柄を生かし、水分を抑えた硬く良質なカスミソウを産出することで知られている。
 ハウスの中に一歩入ると、ほわほわと白い霞がかかった夢見心地の景観だ。花の数にしたら何百万、いやそれ以上だろうか。

 
カスミソウは、束にすると不思議な存在感がある。ミルク缶にアレンジ…。

 「このカスミの中に顔をつっこむと、ほっぺたに触れる感じで花の良し悪しがわかります」。つまり開きすぎた花があったりすると、肌でそれがわかるのだそうだ。高温下では、ダンゴ花といわれる大きすぎる花ができてしまうので、温度管理にも気を配る。切り前(収穫のタイミング)は5分咲き程度。ここでは10〜11月と冬を越して5〜6月、春の方をメインにして年2回ずつ出荷。最近では栽培される品種も増え、一重のものやピンク、大輪の種が栽培されている。
 脇役的な印象が強いカスミソウだが、大きな花入れにひとかかえも盛り込むと素晴らしい主役になる。花屋さんで選ぶなら、茎が固いものの方が日持ちがいい。簡単にドライフラワーも作れるので、多様な楽しみ方ができよう。

 

●産地
 遊佐町 庄内町 酒田市
 鶴岡市 上山市 米沢市
 中山町 川西町 ほか
●花言葉
  白…清心
  ピンク…切なる喜び
・・・・・・感激

【取り寄せ情報】
●JA全農山形  直販センター tel.023-655-3688 fax.023-655-3635

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