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品目●野菜
品名●枝豆 |
◎マメ科の一年草/若い時期に収穫するダイズのこと。起源は中国北部を中心に自生するツルマメから発達したとされ、栽培は約4000年前から。日本には、縄文あるいは弥生時代の初期に中国南部、朝鮮半島を経て伝来した。 |
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| だだちゃまめの定義。2粒中心で産毛は茶色、豆自体にボリュームがあり輪郭もはっきりし、くびれが深いこと。そして独特のコクと甘味。茹で立てより、少し時間を置いてあら熱をとってからの方が旨味は増すが、しょせん待ち切れない。 |
だだちゃまめは枝豆の一種だ。このユニークな呼び名の由来は次の説が有力だ。「だだちゃ」は庄内地方の方言で「お父さん」の意味(ちなみにお母さんは「ががちゃ」)。その昔、地元酒井藩の殿様が大変な枝豆好きで、城下から毎日持ち寄らせては「今日はどこのだだちゃの枝豆か?」とたずねたことから、この名が付いたという。
だだちゃまめは『日本一おいしく、日本一高価な枝豆』との評価が定着している。西の横綱が丹波の黒まめなら東の横綱はだだちゃまめと称される。その特徴をあげよう─。ゆで上がるころから家中に甘い香りが漂い、豆は栗のようにホクホク。「かむほどに別のうまみが舌の上に生まれ、変転する美味を楽しめる」とは食通の名言。ふつうの枝豆より多く含まれているアミノ酸の一種「アラニン」という成分が、このうまさの秘密だと最近分かった。
外皮はやや褐色がかって、表面のうぶ毛が茶色。古くは見た目の悪さで不評をかっていたという。サヤの片面が平たく、もう一方はこんもりとふくれ、サヤの豆の数は2つが主体。真空パックのように外皮が密着し、豆と豆のくびれのところでややV字型に曲がっている。一本の枝に付く実の数が極端に少ないことも、残念な特性だ。 |
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| 昔からの本当の意味でのだだちゃまめは、「白山」という品種を指す。8月の旧盆あたりの、わずかな期間しか出回らないため、地元でも列を作って買い求められるほどの人気。 |
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| 以前は、産毛が茶色で見栄えが良くなかったために市場での評価は今ひとつだったと言う。しかし一部の食通が絶賛したことで、人気が急上昇した。今や日本一高い枝豆とも言われる。 |

だだちゃまめは鶴岡周辺で伝統的に作られてきたが、この味を守るために、代々、厳しいまでの種子の選抜・淘汰を行なってきた。たとえば伝来の形以外のもの、1つ豆、3つ豆などははじく。植える土地によって違いもでることから、作付け地域も制限される。ここ数年は、だだちゃまめ専門部会で厳選した10品種の種子を、組合員にだけ配って血統を守る方法をとっている。
JA鶴岡では平成9年、既に納豆メーカーにより登録されていた「だだちゃ豆」の商標使用権を獲得。特産品の保護にあたる。また、枝からもいで出荷する際には、1つ豆を除外するという規格ももうけている。結局のところ、だだちゃ豆の人気が上がっても増産はたやすくない。これが高価な理由だ。
収穫期は7月中旬〜9月上旬。一面グリーンに染まった畑に立つと、コクのある豆の香りが漂う。生産者の案内で実った枝を抜き取ると、根っこに半透明の白い粒々がたくさん付いている。豆類特有の「根粒菌」といい、これで栄養分を自家生産するとのこと。根粒菌の数が多いほど豆も充実するわけで、目利きの八百屋さんは根っこで良し悪しを決めるらしい。生のだだちゃ豆を口に含んでみると、青臭みはあるが確かに甘い。「虫にも味が分かるとみえ、イナゴも好んでだだちゃまめに寄って来るんですよ」と生産者。
最近は、地域ブランドとして全国に知られるようになった。もうじき栽培面積でも日本一になるかも。

ゆで方は──。まず鍋に3倍の水と少量の塩を入れて沸騰させる。この間に、新鮮な豆を洗い桶に入れ、少なめの水でゴシゴシこすってうぶ毛を洗い流し、ザルで水を切る。湯が沸騰したら、豆を鍋に入れてフタをして約3〜4分。ザルに上げて塩をふり、うちわなどであおいですばやく熱をとってできあがり。
豆をかみしめると、うまみがどんどん広がって至福の味わい。食べ始めたらもうやめられない。ゆでたてを冷凍保存することもできるが、旬の醍醐味は心ゆくまで楽しむべき。できればその時々に食べ切りたい。
地元の人々は旬のだだちゃまめを求めて行列を作る。これを食べないと秋が来ないともいう。こうした伝統こそがだだちゃまめの底力だ。ルーツの酒井の殿様に、心から感謝したい。 |
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| ●産地 |
鶴岡市 酒田市 河北町
寒河江市 櫛引町 ほか |
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| ●主な品種と収穫時期 |
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【成分表】(可食部100g当り)
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【取り寄せ情報】 |
<生>
エネルギー 135kcal、水分 71.7g、たんぱく質 11.7g、脂質
6.2g、炭水化物 8.8g、灰分 1.6g
<ゆで>
エネルギー 134kcal、水分 72.1g、たんぱく質 11.5g、脂質 6.1g、炭水化物 8.9g、灰分 1.4g |
●JA全農庄内 園芸販売課
tel.0234-26-5251
fax.0234-23-7731
●JA鶴岡 園芸特産課
tel.0235-29-2828 |
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