山形県産りんご「ふじ」
山形県のりんご生産量は全国第3位。主力品種の「ふじ」は、果肉の中にアメ色の蜜がたっぷりと入っており、食味の良さから、東京などの市場でも高い評価を受けています。
2018年10月29日掲載
山形県のりんご生産量は全国第3位。主力品種の「ふじ」は、果肉の中にアメ色の蜜がたっぷりと入っており、食味の良さから、東京などの市場でも高い評価を受けています。
かつて「ふじ」の栽培は、外観や色づきを良くするため、果実を袋でおおうのが当たり前でした。しかし、一個一個袋をかけるのは手間がかかりすぎるため、1970年に山形県朝日町では全国に先駆け「無袋ふじ」の栽培に取り組みました。「袋が外れて育ったりんごを見ていて、無袋栽培もいけると思った」と当初から関わった生産者。その後、技術的な面についても地道な研究を進めていきました。こうしてできた「無袋ふじ」は、糖度が2度ほど上がって濃厚な食味となり、これまでにないおいしさのものになりました。
果実の中の蜜は、収穫したあと、貯蔵している間に少しずつ減っていってしまいます。ぜひ、蜜のたっぷり入った「旬」の山形県産りんごをお召し上がりください。
まずは、りんごの「おしり」を見てみましょう。