年内の出荷を目指して、10月の下旬から花芽を付けた枝の切り出しが始まり、作業室で150cm・120cmなどのサイズに分けて切り揃えるペロ。啓翁桜は秋になって気温が下がると休眠して、8℃以下の気温で500時間以上過ごすと開花できる状態に。その低温遭遇時間が過ぎてから促成温室に移すんだって。

西川町啓翁桜生産組合の組合長・金子光弥さんから促成温室を案内してもらったペロ。促成温室に運ばれた啓翁桜は、大きなお風呂で40℃のお湯に1時間入れ、それからジベレリンという薬剤に浸すんだって。これは、寒さで眠っていた啓翁桜を人工的に目覚めさせる「休眠打破」というペロ。


眠りから覚めた啓翁桜は「春が来た!」と勘違いして、促成温室の中でだんだん蕾を膨らませていくペロ。品質の高い啓翁桜を、需要の高い時期に出荷するには温度管理が重要で、20日間くらい促成温室に置いて仕上げるそう。蕾のピンク色がちょっと見えた頃が、出荷のサイン。


西川町ではスマート農業の一環で、促成温室にカメラや温度計などのICT技術を導入して、生育状況など園地の情報を遠隔で確認できるシステムを導入しているペロ。流通をよりスムーズに管理するために、出荷調整システムも活用。出荷できる本数の情報を、市場にいち早く提供して需要に対応しているペロ。

啓翁桜の栽培は春のカイガラ虫類の防除に始まり、肥料を施したり、枝の環状はく皮、園地の草刈り、追肥など、枝を切り出す秋までの間にも次々と作業が。組合長の金子さんは「西川町は高冷地で秋の訪れが早いため、啓翁桜はその分早く休眠に入って、早く目覚めさせることができる」と話してくれたペロ。

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