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ホーム作るやまがたの郷土料理:晩秋から初冬の頃の郷土料理「川がにのだんご汁」

川がにの
だんご汁
農作業の疲れをいやしてくれる
川がには、川の中流域で川岸の下の方に穴を掘って棲んでいます。ハサミに藻のような毛が生えているので、正式には「モクズガニ」といいます。腹側のふんどしをはずし、ガニ(エラ)を取り除いたら、殻ごとまな板の上でたたき、その後すり鉢で潰します。ざるで殻をこしたすり身を、大根やカブなどの野菜を入れた味噌仕立ての鍋に落とします。川の近くの農村では、秋の仕事が終わると、かに汁が一番のご馳走です。

主な地方 村山地方 置賜地方
材料
●川がに/5匹
●青大豆/3カップ
●大根/150g
●豆腐/1丁
●カブの葉/3束
●味噌/2分の1カップ
●ネギ/2分の1本

川がにのだんご汁

作り方
  1. 青大豆を一晩水につけてもどす。
  2. 川がにの甲羅と足をはずす。
  3. 甲羅の中のガニ(隅の食べられないエラの部分)を除く。
  4. 甲羅と足をまな板の上で、細かくなるまでナタでたたく。
  5. 器を用意し4をざるでこす。
  6. 青大豆をすり鉢ですり、豆腐も加えてさらにする。
  7. 6に、こした5を混ぜ合わせる。
  8. 鍋にカブの葉と大根でみそ汁を作り、7をスプーンですくって入れて火を通す。
  9. 器に盛り、白髪ネギを添える。

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