
日本の花「桜」が
冬のさなかに満開になる楽しみ!
お正月にも満開の桜が楽しめる、啓翁桜の促成栽培。山形県は全国的にも早く、昭和40年代後半にスタートした。
桜は、秋になって気温が下がると休眠に入る。その後、冬の低温期を経験すると休眠が覚醒し、気温が上がれば開花できる状態になって春を待つ。
真冬の畑では、葉を落とした啓翁桜が開花の時を待っていた。太い幹はなく、形の良い枝が何本もまとまって一つの株を作っている。「気温が8度以下の状態に500時間程度置けば、開花させることができます」と生産者。温室で加温すると、桜は春が来たものと勘違いし、花を咲かせるのだという。
ハウスで春を錯覚、膨らませる華やかな花芽
よく見ると、枝には花芽がたくさん付いている。「桜は着々と芽を増やしており、木全体が花芽でおおわれたら切り出し、温室に入れます」。ハウス内の温度は、日中20度、夜10度程度に調節する。1月だと約20日間で、3月なら10日位で花芽がほころぶ。長く休眠している芽ほど開花が早いという。山形県では秋の訪れが早いため、桜はその分早く休眠に入り、早く目覚めさせることができる。
また、開花させる手段としては、お湯などを用いる方法もある。「花芽の膨らみ方と枝の水上げの状態のバランスが大切。これによって花の良し悪しが決まってきます」。プロの経験と技が全国トップ産地を支えている。
★主な産地★
山形市・東根市・酒田市・西川町・白鷹町・ほか
★花言葉★
純潔、淡泊、精神美
★収穫時期★
12月〜4月



