
健康ブームに乗って、導入後に急成長
にらはユリ科の多年草で、ラッキョウやタマネギと同じアリウム属。日本では古事記に記述があり、かなり古くに伝来したらしい。
山形県では、昭和55年頃から内陸の最上地方を中心に栽培スタート。以降ぐんぐん栽培面積・生産量を伸ばし、平成4年には露地物で全国シェアのトップに躍り出た。
主要栽培品種は、葉が厚く、葉幅の広い「パワフルグリーンベルト」。収穫期は5月中旬〜10月で、年5〜6回の収穫も可能だが、山形県では品質を重視し3回に制限している。雨を嫌い適度な乾燥を好むことから、排水に気を遣うだけでなく、専用の乾燥機も導入して手をかける。「必要なことをしておけば、あとは放っておいても伸びる」と生産者。収穫して寝せておくと、上に伸びようとして起きあがってくるため、出荷箱は『立て詰め』が原則だ。
滋養たっぷり、『達者de菜』のブランド名で
最上地域は雪が深く、「雪をくぐって春先に出るにらは最高。柔らかく、滋味も一番のっています」とのこと。こうして育った当地のにらは、『達者de菜』のブランド名で市場をにぎわしている。
中国では古来、にらは長命のシンボルだ。実際に栄養価は高く、カロチン、ビタミンB2、ビタミンC、食物繊維が豊富。特有の刺激臭は硫化アリルという成分で、整腸作用や感冒予防にいいという。
★主な産地★
新庄市・金山町・真室川町・舟形町・大蔵村・ほか
★主な品種と収穫時期★


